ゲームオーシャン

ゲームの海を渡っていこう。死ぬまでゲームすると決めたゲーム好きが、プレイ日記やレビューを体裁なんか気にしないで好き放題に綴る、ちょっとあやしいブログ。

【38】【祝姫 -祀-】「黒神 十重」感想:十重の崇高な精神にメロメロ!あと、神の呪いにも救いがあって大満足

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牝鹿長女との決着の仕方には驚かされた。面白かったですわ。

 

■重大なネタバレは全く、または殆どありません

■重要なネタバレは少しだけあります

■重要なネタバレを含む記事のため閲覧注意

 

祝姫に興味がある人はこちらの記事もぜひ。

www.gameocean-yunfao.com

ちなみに、前章の感想はこちら。

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祝姫 -祀-

祝姫 -祀-

 

 

いやー・・・本編(?)最終章、よかった・・・。

いよいよ本番だ!って感じの入りがね。

十重、俺が必ず君を助ける! って気になるよね。

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神をも狼狽させる十重のド根性

一日のうちの殆どを悪夢の世界で過ごしているという十重。

『人肉のクローゼットから血塗れの生皮の制服を取り出して着替える』とか、ゲームのストーリーのワンシーンと考えればそこまでの恐怖感じゃないかもしれないけど、ガチでそんなグロとホラーの世界で生きなければならなくなってしまった自分の心境を想像してみると・・・Oh・・・。

要するに、PSVRで「バイハ7」とか「キッチン」とかをイメージすればいいんでしょ?

死ぬ死ぬ。

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さらに、自分の腹の中を巨大な石がゴロゴロ転がり暴れているような苦痛が常駐しているという。

そんなイカれた環境で十重が死の誘惑にひたすら抗い続ける理由は・・・

 

 自分がこの温かい平穏な世界を守っている。

 そう実感できることが、自分に与えられた誇り。

 

・・・ という価値観!

仏よりも仏、天使よりも天使な十重である。

そして、そんな苦痛の千年間の果てに睦の末裔(涼)に出会えたという程度のことを、

千年間に見合う奇跡だって言ってしまうなんて・・・悲しい、悲しすぎるぁああ!!

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偽りの恋心に抗う

十重・・・というか鈴女(?)は涼・・・というか睦(?)を心から愛してるわけよ。

その相手が目の前に居て、神公認でセックスしても良いって状況なわけよ。

だが、十重はそれを拒んだ!

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牝鹿が十重の中に作り出した、涼に対する欲望。偽りの感情。

だがそれを受け入れてしまったら膨大な量の煤が流れ込み、牝鹿の思う壷。裁きの炎は更に強大なものになる・・・。

そこで、偽りの欲望の感情にひたすらに抗い続け、涼とニャンニャンする事よりも、少しでも牝鹿の災厄の威力を抑える事を選んだのである!

なんという意地と根性!

強い、強すぎる!

人間は三大欲求を永遠に我慢できるようには作られてはおらんのだ。

「・・・それが、・・・抱キタイ・・・、生贄の末裔の使命・・・。・・・煤原ヲ・・・抱キタイ・・・」のシーンには涙が出そうになった。

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これまでは十重が「キーヘー・・・キヘヘヘ・・・キハハ・・・」とか言ってても、

あーまた電波入ってンな。

くらいにしか思わなかったけど、いつでもこういった自分の中の欲望(特に死の解放に対する)に抗っていたのかもしれないと思うと・・・・・・はぁ、十重さん。好きになってしまいそう。

根性のある女の子は好きです。

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生贄としての使命

で、牝鹿による裁きの時を少しでも未来へ先送りするために、また新たに苦痛に満ちた千年間を過ごす選択を迷わずにするとか、もはや俺には理解不能だ。

理解不能なほど、十重(鈴女?)の生贄としての誇りとプライドが高すぎるってことだな!

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しかも!

既に災厄発動を邪魔されて千年も封印されてきたのに、更に千年も先送りにされるとなれば流石の神様もファビョらざるを得なかったらしく、封印の梵鐘の中でこれでもか!ってくらい、あの手この手で十重を誘惑または説得に掛かりますw

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今度は梵鐘の中という一歩も自由に動けない空間の中で千年を過ごす(しかも神の怒りを一身に食らい続けることになる)ことになる。

なんか「死を以って救いを求める十重の叫びが千年間木霊するだけ」とか怖いこと言ってる。

さらに、今度の千年間は、その果てにあるかもしれないという奇跡を願う事すらできなくなるのだ!

その恐怖と絶望は千年を生きた十重には分かっているはずなのに、

それでも怯んだりはしない!

 

それこそが、生贄として身を捧げた彼女の矜持!

 

十重「この千年。お前がそれほど悲痛に叫ぶのは初めてだな。

   それだけで、・・・お前の言う千年、小気味良く過ごせそうだ・・・」

 

圧倒的な力を持つ神に大して、めっちゃ喧嘩売ってるw

十重、カッコいいなぁ・・・。 

 

呪いはあるべき場所へ

牝鹿の長女がラスボスなわけで、どうにも戦いは避けられない感じの展開だったんですけど、まさかの決着の付き方で面白かった。

感動したし、良かったわ!

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十重を苦しめ続けてきた牝鹿に大して、まさか「怒り」でも「憎しみ」でも、はたまた「感謝」でもなく、「憐れみ」の感情を向けるとはね。

涼「十重と、同じくらいに。

 ・・・僕はお前を、憐れむ」

こうなるとは思わなかった。

 

真に裁きを下されるべき村人たちは、もうとっくの昔に人生を全うして死んでいる。

「振り上げられた怒りは、相手がいてこそ初めて価値を持つ」っていうフレーズにはシビれたね。 

確かにその通り。

それなのに、ただ無意味に災厄をもたらす事だけに執着してきた(せざるを得なかった)牝鹿にとっても、あまりに悲しい無情の千年間だったわけです。

なるほどなぁ。

だから、今目の前に立ちはだかる神さえも、涼には憐れみの対象ときた。

その発想は無かったね。

たしかに!

なんだか牝鹿が一気に気の毒な存在に見えてきた。

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それでも、牝鹿は「神の呪いの化身」として、後に退く事はできない。

涼が「君の怒りも全てを抱き締めて、千年の因果を終わらせる!」っていうような趣旨のセリフを叫ぶシーンはマジ格好良かったなあ。

 

牝鹿姉さんの武器は「七支刀」。

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おお!七支刀! ゲームとかで時折見かける、神威感溢れる刀ですね!

色も焔色に輝いていてカッコイイ!

しかし・・・

妹たちが持っていた巨大鉈とか巨大槌の方が遥かに強そうに見えるのは俺だけですか。

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牝鹿にとっての報われた千年

悪いが、お兄様の声が聞こえてきて牝鹿が号泣した瞬間は、十重よりも牝鹿の方が可愛いとか血迷った事を思ってしまったw

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でもいいよね・・・。

 

 よくぞ、我らの怒りを、・・・今日までずっと。

 千年もの間、・・・よくぞ、・・・堪え続けてくれた。

 神の呪いは在るべきところへ、今こそ還る時。

  

 千年もの間、・・・僕の為に、ありがとう

 

これヤバイ。 

こんなん泣くって普通に。

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兄上様の無念を晴らすために・・・!ってフレーズが何度か出てくるけど、ある意味でその執念に呪われていた牝鹿が報われて解放された瞬間であり、人も神もあんま変わんねーな、とかってちょっと悟り入ったっぽいコトを思った瞬間だった。

牝鹿姉さんの呪われた千年も報われて、本当に良かった。

 

村人たちの贖罪

あとはクソな村人どもに、ちゃんと裁きの鉄槌が下ればなぁ~

と思ってたら、ホントに下りました。よしよし。 

神の呪いはあるべき場所へ。

罪を犯した人には必ず罰が下らなければならない。

そういった俺の感性がこのゲームのストーリーにかなりマッチしていて、個人的にはかなりの良展開になった!

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罰を受け入れて、みんなで助け合って生きて、神様を敬い、いつか許しを請おう。

っていう流れ。

睦の真摯な心を見て、村長をはじめとする村人たちが改心していく様子も本当に気持ちが良かった。

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第5章の時は村長のことを「このクズだけは必ず死なす」って思ってたのに、こうなってくるともう一度信じてみたくなってくるんだよなぁ。

ほんのちょっとした事でコロっと、聖人にも悪魔にもなる人間は、本当に不思議な生き物です。って事を感じさせてくれたエピローグ。

7年目の春、ようやく村人たちは罪を許され、山々には緑が戻ってきた!軽く感動。

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ラストの村編、かなり良かった!

いい感じにキャラ崩壊した牝鹿姉さんも見られたしw

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鈴女のフルヌードも見られたしな。ふひひ。

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結末について

ぶっちゃけ、よく分からないところがある。

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十重が遠い昔の自分の祖先、つまり鈴女と睦の「幸せを掴むだけの奇跡」を願って、それで煤集きの邪法は破れて、村はまっとうな道を進んだ。

で、逆に、睦と鈴女が遠い未来の子孫である十重の「笑顔を取り戻せるだけの奇跡」を願ったことで、涼は墓地帰りをはたす。

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それはまぁ、一見するとそれでいいんだけど・・・

十重が涼を生き返らせてほしいって泣き叫びながら願っても、

鹿神比古命様は、「死は覆せない」って言ってなかったっけ?

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今も昔も、同じ鹿神比古命様の奇跡によるものなのに、普通に涼蘇ってるじゃん??

どういうことなんだ鹿神様?

それとも俺の解釈がオカシな事になっているのか・・・ うーむ・・・。

 

ま。

 

気持ち良くエンディングを迎えられたので、いいんだけどサ。

こまけーこたぁいいんだよ!

みんながハッピーハッピーならば、それで!

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ストーリーはまだもう少し続くみたいなので、ゲーム全体としての感想はそれをプレイした後で書くことにしよう!

 

おまけ感想

葬式シーンはキコちゃんが一番好き。とてもキコちゃんらしい。

彼女のセリフと喋り方が目に浮かぶよう。

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でも夏君の「死者蘇生」はかなり面白かったw

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祝姫 -祀-

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祝姫【通常版】

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