消える間際の儚げな目が俺の胸に刺さりまくり。
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祝姫をよく知らない人は、まずはこちらから。
前回の記事(美濃部先輩シナリオ)で、4体の神の呪いのうち1体を葬りました。
なるほど、こんな感じで4体を順番に祭っていく構成か。
しかし「奴は四天王の中でも最弱・・・」と言わんばかりに、残りの3体はまだまだヤル気十分のようです。
次は、莉里杏シナリオにいこうかな。
来栖莉里杏の強さが美しい
莉里杏の強さとは、心の強さ。
迷いながらも、葛藤に悩みながらも、自分が信じてる道を力強く進み続けられるという。
アイドル活動はりきりまくりの上に、学業成績もトップクラスってスゴイ。
目の前の事に常に全力!
「今日見て失望したわ。ぶっさ、コミュ抜けるわwww」
「手足長過ぎて、ダンスキメェよ。さよなら、俺のマジカルリリー」
「お掃除プリンセス好きだったのにな・・・。超BBA化、幻滅しまくり。
頼むから思い出を穢さないで欲しいンゴ」
【さよなら】マジカルリリー葬式場 その24【俺の嫁】(940)
莉里杏はフラハイにいらないと思う人→(841)
【フラハイ】来栖莉里杏はいらない子 31ステージ目(619)
「批判を力に変えてこそプロ」をモットーにしてる以上、ステージ公演後の評判チェックは欠かさない。それでこんな感じで↑中傷ばっかりされてたら普通は心折れるよ。
それなのに・・・
雛形「自分の頑張りが、いつか必ず認められるって、
・・・彼女も信じてるのよ」
芯の強さが本当に魅力的!
てかキモい事ばっかり好き放題言ってくれるなよロリコンども。ンゴじゃねえw
ものすごく孤独な戦いだと思うんですよね。
周囲のみならず、日本中が来栖莉里杏ではなく「マジカル・リリー」を求めている中で、それとは違う新たな自分をひたすらアピールし続けていく孤独。
中傷に対して反撃してくれる熱心なファンたちも、莉里杏ちゃんの味方のハズなのに、やはり彼らが応援しているものは「マジカル・リリー」。
夏くんすら、「マジカル・リリー」のファンなのである。
そんな孤独な世界で、よくこれまで足掻き続けてきたと思う。
心が強い女の子って、本当に良い。
莉里杏ちゃんはかなり好きだな!
涼の生き肝を狙う第2の神の刺客
後半のシナリオは順序を自由に決められるっぽいので、莉里杏ちゃんに憑依してる牝鹿が第2の刺客なのかはどうかは人によって違う。
涼の怒り
俺の場合は前回の美濃部先輩シナリオで一度神の呪いを撃破しているので、それと同じノリで涼が莉里杏ちゃんを救いに現れた時はやっぱりアガったね!
ガシッと莉里杏ちゃんの腕を掴んだ瞬間は「おおっ!!」ってなった!
涼「人である以上、誰だって悲しみは背負ってる。
でも、それを背負ってなお歩き続けられる強さが、人間にはあるんだ。
莉里杏ちゃん。・・・君は、美しいくらいに、強いんだよ」
カッコよすぎる!
そして、涼の言う通り。コイツはよく分かってる。
涼が最も怒りを覚えるところとしては、莉里杏ちゃんの心の傷に付け込み、救いを見出した涼の姿をしたニセモノを使って莉里杏ちゃんを追い詰めたってトコ。
そう、ほんっとソレ。
ホントによく分かってるな、涼!
俺もそれが言いたかった!
第3章の時にも書いたけどなぁ・・・女の心の弱みに付け込むなんてのは最低最悪の所業だ! 心の痛みを知らぬ者めェ・・・!
涼に感謝されながら、さっさと死にやがれ。
ところが・・・・・・
涼の神前武術が通じない強敵!?
完全に勝ちムードだったのに、なぜか涼の神前武術が効かない!
美濃部先輩シナリオの時はあっさり倒せたのに、なぜ!?
形勢が一瞬でひっくり返るのがハラハラで面白かったね。
リリーとは、布川莉里杏という人間の分身でもある。
牝鹿が言うように、神は打てても女は打てない。
そういうことだ。
かつて、リリーの仕事を卒業した後の荒れてる時期に、莉里杏ちゃんの中に潜む牝鹿と交わした契約・・・。
莉里杏「・・・そんな、・・・そんな・・・ッ
あなたがいるのは・・・、私が望んだことなの・・・?」
えー・・・、それじゃダメじゃねーか!
なんだろう、精一杯肩を持ってあげてた味方の方に非があった事が判明してしまった時のような脱力感。
契約を交わす時はちゃんと契約内容を確認しましょう!(゚Д゚#)
というわけで、牝鹿リリーを直接倒す事はできない。
面白かったな~。
ここからの更なる逆転も面白かった。
今回の牝鹿はやけにイイ感じの悪役っぽさもあって、対峙シーン全般通してかなり楽しかった!
莉里杏ちゃんの、最期を覚悟した上での告白も凄く印象に残った。
莉里杏「好きです。・・・大好きです。
消える時だけでも、・・・ひとつになってください。
その胸に・・・、私の顔を・・・埋めさせてください
うーむ。こうして改めてスクショで見てみて、思うのだが。
莉里杏ちゃんの泣き顔が死ぬほど好き。
いや、「好き」で簡単に片付けていいものか迷う。
どうすりゃこんな心に訴えかけてくるような表情が描けるの。
エロシーンについて
これまでの間接的にエロい(というか特殊性癖と言えばいいのか?)シーンよりも、だいぶ直接的に近いエロシーンが登場しました。
どう見てもヤってるんだが。
・・・と、言いたいところだが、実はヤっていない。
不思議な力で手を相手のお腹のあたりから体内に潜り込ませ、体内をまさぐるというプレイだ。セックスではない。
いやー・・・でもねえ。
わざと紛らわしいテキストとかよ。
それから、中の人の迫真の喘ぎ演技とかよ。
どう見ても聞いても、ヤってるんだが。
ニセ「莉里杏の好きなように・・・、動いてみて・・・」
動いてみて・・・ じゃねーだろ! 手を動かしてみて・・・ だろ!
挿れてるものが通常と違って、腹から手を入れてるだけで、他はマジでセックスそのもの。
だがそれでも、Zレーティングで出せるものなんだと、ちょっと関心したw
アイドルの低年齢化がイヤだ
これはもう完全に個人的嗜好を述べるだけの項となりそうなんですが。
個人的には、アイドルの歌とダンスは洗練されていてこそ観ていて楽しいと思う。
「高校生アイドルはやがて中学生アイドルに駆逐され、中学生アイドルはやがて小学生アイドルに駆逐される。いつかは、素人っぽさがいいとか言って、本当の素人がちやほやされる時代がやって来る」って感じの文が出てくるけど、若さが他の何よりもアドバンテージになる風潮は、気に入らない。
雛形先生も仰ってる。
アイドルとしての在り様とか、そういうレベルの話になってくると面倒だけど。
やっぱいくらルックスが良かったり、超低年齢で話題性があったりしても、レベルの高い歌とダンスが前提になきゃイヤだわ。
つまりだ。
かつてのSPEEDとかイイぞー。
まとめ
莉里杏ちゃんの強さ、弱さ、それからその両方が持つ美しさにメロメロ。
丁寧なテキスト描写のおかげで、莉里杏ちゃんにかなり感情移入できる良シナリオでした。アイドルの低年齢化需要っていう、興味のあるテーマだったこともあるかも。
莉里杏ちゃんは勿論魅力的なんだけど、涼もそれに負けないくらい良いキャラしてる。
さすが主人公!
それから、今回の牝鹿の悪役具合がハマってて良かったw
あと、がんばってる人をクソスレで中傷するのマジやめろ。
胸が痛む。

- 作者: 竜騎士07,株式会社DMM.comラボ,タナカトモ,和遥キナ
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