ゲームオーシャン

ゲームの海を渡っていこう。死ぬまでゲームすると決めたゲーム好きが、プレイ日記やレビューを体裁なんか気にしないで好き放題に綴る、ちょっとあやしいブログ。

【16】【サマーレッスン:宮本ひかり】評価レビュー★★☆☆☆:VR体験ソフトとして捉えるのか、それともVRゲームとして捉えるのかによって評価は変わる

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VR体験ソフトだから!ゲームじゃないから! っていう主張は無効です。

 

PSVRを買って最初に体験した商用ゲームソフトがこちら。

VRゲームに興味がある人なら100人中99人は少なくともタイトル名は聞いたことがあるはず、「サマーレッスン」。

ベストエンディングを観たのでレビューを書いてみようと思う。

サマーレッスンのレビューを今さら・・・って感じもするけど、新型PSVRの話も出てきたところで購入を考えてるゲーマーも沢山いると思う。

そこで、有名すぎる「サマーレッスン」をとりあえず買ってみようか、どうしようか、って迷ってる人の参考になればとね。

summer-lesson.bn-ent.net

 

結論を先に書いてしまうが、Amazon風に五つ星で点数付けをやった場合、残念ながら本作は★2が精々だな。

評価レビュー ★★☆☆☆

VRゲームの先陣を切っていく姿勢は素晴らしいが、如何せんゲーム性が薄すぎる。作り込みも極めて浅い。というか作り込んではいない。 

 

このような作品で何千円も取ろうとは、笑止。

 

このゲームはコンセプトに則った仕上がりに至っていない。

公式サイトに書いてあるだろ?

「彼女は、本当にそこにいる」ってどういうこと?

→この女の子は本当に目の前にいるとしか思えない。「実在感」。

→ゲームの空間に入り、360度全方向の体験が楽しめる。

→うんぬん・・・

つまりこのゲームは、女の子とコミュニケーションできる空間をリアルに構築して、プレーヤーをゲーム世界に没入させる、っていうコンセプトだな。

でも、全ッ然だからね。

その理由は簡単です。

全く作り込んでいないから。

順番に見ていこう。

 

まずは褒めておきたい。

VRという新しい技術をゲームに落とし込む道について、いち早く研究し始めた姿勢は本当に嬉しい。

VR=仮想現実→可愛い女の子とコミュりたい!っていう全人類共通の夢に向かって取り組んでくれたバンナムよ、ありがとう。

ひかりちゃんはマジで可愛いと思うよ。

スクショだと微妙だけど、VR越しに見るひかりちゃんはマジで可愛い。

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オープニングでひかりちゃんが「まさかお母さんと共謀して~~」のセリフと共にこちらに向かってズンズン歩いてくるシーンで感動した人は多いはず。

VRすげー! 近い!近い! ってなったよね?

おっぱいの存在感も半端じゃないって感じた。本当に触れそう。

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これは紛れも無く、他のゲームでは体験する事ができないもの。

VRゲームを作ることがどれほど難しいことなのか正直よく分からないんだけど、新しい分野に切り込んでいく事はそれなりのリスク(特にPSVRがまだ全然普及していない現状では)だと思う。

このリスクヘッジを含む商品価格が2,980円なら、正直悪くないと思う。

★★★★★でいい。 

 

とまぁ、ここまでVR技術自体に関する部分ではベタ褒めの俺ですが。

これはゲームなのだから、あくまでもゲーム作品としてのレビューを書かなきゃならんわけですよ。

その場合、★の数は著しく減る。

 

何と言っても、たった7日間で1周クリアできてしまう短いシナリオなのに、周回プレイする利点が非常に薄いっていうのが致命的すぎる。

 

レッスンは丸々カット

俺が家庭教師になってJKひかりちゃんをレッスンしてあげるゲームだったような気がするのだが、実際に手取り足取り勉強やら何やらを教えてあげる部分は丸々カット。

レッスンの下準備(何をやるのか、アイテムは何を投入するか)を決めたら、あとは方針を三択クイズ形式で選ぶだけ。

そしてこのゲームのゲーム性はこれ一つに終始する。

10秒後にはレッスンが終了し、おしゃべりタイムに突入する。

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コスチュームに関する問題

ゲームをクリアするごとに、基本的にひかりちゃんのコスチュームが増えていく。

テクスチャ違いのコスで溢れかえっているのは最早デフォなので突っ込まないものとする。

しかし、ゲーム開始時に選択したコスはゲーム中に変更できない点は見逃すことができないよなぁ原田?

変更できるようにする、というより、7日あるんだから毎日コスはランダムに変わってくれませんかねえ。7日間同じ服着てるとか、ひかりちゃんは不潔な子なのか?

ゲームにそんな細かいこと突っ込むなとか、そういうツッコミは無用だ。

だって「リアルな世界」がテーマの一つだからね。

開発陣にはプレーヤーに「リアリティの無さ」を感じさせないようにする義務がある。

 

ラッキーイベントに関する問題

毎日のレッスン終了後に概ねランダムで発生するラッキーイベントを、自由に観ることができないのが問題。

最初のうちはランダムに発生させることで、「何かイベント起こるかな?ワクワク!」みたいな感じにしてくれてもいいんだけど、そもそもこのゲームはゲーム性が薄くて周回プレイが苦痛なタイプなわけなので、数周した頃にはある程度自由にイベント観られるようにしてくれないとたまらないんだよね。

一応、特定のイベントを強制発動する効果を持つアイテムが登場するけど、満足に揃えるのはなかなか手間。

「VR体験ソフト」にしたいのか、「VRゲーム」にしたいのか。どっちだ。

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というか、アイテムで発生させられないイベントもあるんだよね。勘弁。

 

おしゃべりタイムはワンパターンの極み

このゲームのコンセプトから考えて、最大の魅せ場となるはずのおしゃべりタイムだが、これも酷い薄っぺらさだ。

話題が何種類かあって、1種類につきひかりちゃんの会話内容も1種類のみ。

しかも、1周するまでに全ての種類の話題を選択可能。

つまり、おしゃべりタイムでの会話は全て暗記できるほどパターンに乏しく、完全なる作業と化す。△ボタンでスキップできるのが唯一の救いとなっている。

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おしゃべりタイムの話題の中で「友達」を選ぶと、話の流れでスマホを持ったひかりちゃんが自分のすぐ隣にやって来て写真を見せてくれるイベントがあって、これは凄く気に入っている。

いつも近い距離がさらに近くなって、ドキドキは回避不可能。

これは本当に素敵な体験だね。

これだけ可愛くて美人なゲームキャラが自分のすぐ隣に居ることの心地良さというのは、文章と画像ではどうにも伝わらないと思われる。

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おしゃべりタイムでは「友達」だけさっさと選択し、あとはスキップ。

 

ちなみに、スマホのLINEみたいなツールでのチャットは、それなりにパターンがあるような気がする。

しかしこの機能は先生のコミュ力が0、というか会話を続けようとする気が無いらしく、あまりにも不自然な流れを見せ付けてくれる仕様なのでクソ。リアリティが無い。

ひかり「お散歩しよ! オススメの場所とか案内するから!」

先生 「身体細いよね」 ←!?

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リアリティのある世界を作ろうとしていない

とにかく作り込みが無さすぎるんだよなぁ。

背景の線がめっちゃチカチカするのはまぁいいとする。

VRはまだまだ黎明期だし、PSプラットフォームという限られたリソースの中でVR世界を最適化するのはまだ難しいのかもしれないしね。

しかし、せめてもう少し現実味を帯びた世界を作ってみようとは思わんのかね?

見せ方でカバーしてほしいよ。

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ボードのランチメニューは変化しないし、

イスとかオブジェクトの位置は変化しないし、

時計の針も変化しない。

ひかりちゃんの部屋にしても、ぬいぐるみの位置は変化しない、机の上のオブジェクトも変化しない、ゴミ箱の中身も変化しない、日ごとのカーテンの開き方具合にも変化なし。

生活感がまるで無い。

これが普通のギャルゲーだったらクレームの出ようもない箇所だけど、「彼女は本当にそこにいる」んじゃなかったの?

このゲームのコンセプトは現実のような世界へ没入できる事だったような気がするんだが、現実味がまるで感じられない。

やはりただの3Dでモデリングされた『背景』でしかない。

このゲームでは背景だって生きてんだよ。

それをわかってくれ。

 

リアリティの無さに関してはここに書いたもの以外にもめっちゃ沢山ある。

が、これ以上書いてもただの粗探しになるだけで意味のある事だとは思えないため、ここで打ち止めにする。

とにかく、リアルなコミュニティを体験するゲームとしては、その追及と作り込みが甘すぎる。

 

サマーレッスンはVR体験の入口としては本当に素晴らしいコンテンツだと思うけど、ゲームとして楽しいかと言われれば、ぶっちゃけ楽しくない上に飽きが来るのも早い。

まぁ、プレーヤー側だけでなく、開発側からしても「VRの入口」なんだろう。

これからのVRゲームの発展に期待しようではないか。

 

2,980円は高い!って声をよく聞くけど、俺はそうでもない思う。

 

 

だが・・・

 

 

追加DLC、てめーはだめだ。

衣装とプチイベントがちょーっと追加されるってだけで何千円もせしめていいと思ってんのかい? まぁ買う人がいるから仕方ない。俺も買ったしさ。

このあたりがバンナムの商売上手なところというか何というかw

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このクオリティとクオンティティで、全部で8,320円は異常だと思うぞマジでw

しかも、全部入り版のパッケージはちょっとだけお買い得とか・・・そんな事はない。

同じ8,320円である。ついで言うと得点のPS4テーマも付かない。あれはいいぞ・・・。

 

さらに、フィギュアのメーカーか何かと結託してもう一稼ぎしようという魂胆。

バンナム魂、見せ付けてくれるなぁオイ!

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フィギュアを買えば水着コスが付いてくるんだとさ。

俺は心の底から水着に魅力を感じないのでどうでもいいけど、ひかりちゃんの水着DLCを楽しみにしていた人にとっては思わぬ出費になっただろうな。

しかもフィギュアの出来栄えはアレだという・・・。南無。

 

追加DLCはバッティング姿が見られる点は、個人的にはとてもグッド。

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【PS4】サマーレッスン:宮本ひかり コレクション (VR専用)

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PlayStation VR PlayStation Camera同梱版

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